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【ドメイン名の決め方】個人で登録する場合のポイントを3つご紹介

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個人でドメインを取得する場合、ドメイン名の決め方はどうしたらいいのか?そんな疑問にお答えします。

ドメイン名の決め方

ドメイン名の決め方

独自ドメインを取得する場合の、最大の関心事といえばドメイン名の決め方ではないでしょうか?

「google.co.jp」と聞けば、あのシンプルな検索画面を思い浮かべる人が多いと思います。ドメイン名はそのサイトの顔になります。

一度決めたドメインを後から変更することは大変なので、しっかりと考えて悔いのないドメイン名を付けてあげましょう。

結論を先に行ってしまうと、次の2パターンから選ぶと良いと思います。

  • わかりやすい英語文字列の.jpドメイン(例:server-99.jp)
  • わかりやすい英語文字列の.comドメイン(例:server-99.com)

なぜ「わかりやすい」「英語文字列の」「.jp/.comドメイン」がいいのか?気になる人は続きをお読みください。

わかりやすくなければ意味がない

【ドメイン取得、その前に】押さえておきたい3つのポイントでは、ドメインについて次のように説明しました。

ドメインの役割は、IPアドレスを覚えやすい文字列で表現すること

ドメインは無機質な数字の羅列であるIPアドレスを、人間が覚えやすくするために存在しています。ドメインが覚えにくい文字列の羅列では利用する意味がありません。

ドメインの役割はサーバの場所を示す

ドメインの役割

例えばこのサイトのドメインであるserver-99.comで考えてみます。
「server-99」であれば、「server」はレンタルサーバーを連想させる単語です。「99」は救急を文字ったものになっています。「レンサバ救急隊」というサイト名と「server-99」というドメインはニュアンスが近いので覚えやすいのではないでしょうか?

レンサバであれば、「rental-server-99」にすればいいのでは?と思うかもしれませんが、あまり長すぎるのも考え物です。なるべく短く意味がわかりやすいドメイン名を心がけましょう。

じゃぁ「rensaba-99」は?という考えもありますが、なんとなくダサいので辞めました。

本当は「server99」で取得したかったのですが、プレミアムドメインとなっており、28万円以上したので、仕方なくハイフンを付けた次第です。

プレミアムドメインとは、商品やサービスを表現しやすい、短くて覚えやすいなどの理由から一般的なドメインに比べて高い価値が付けられているドメインのことです。プレミアムドメインは、汎用的な英単語を含むものや、3~4文字の短い文字列でできているものが多く、世界中で高額取引されています。「お名前.comプレミアムドメイン」は、世界中で取引されているプレミアムドメインの中から、お客様が希望するプレミアムドメインを取得することができます。

出典:https://www.gmo.jp/news/article/?id=3638

日本語ドメインはSEO的にハイリスク、ハイリターン

ハイリスク、ハイリターンの日本語ドメインよりも、安定している英語ドメインをオススメします。

英語ドメインと日本語ドメイン

英語ドメインと日本語ドメイン

「server-99」ではなく、「サーバー救急隊」でもドメイン登録が可能です。ドメインには、英語文字列だけでなく、日本語文字列も利用が可能です。

「わかりやすさ」という観点であれば、英語よりも日本語のほうがより分かりやすくなります。物心ついたころから日本語に慣れ親しんでいる日本人であれば当たり前ですよね。

ドメインはもともと英語しか利用できませんでした。ネームサーバーの原則は今も変わっておらず、英語しか利用できません。そのため、日本語を「Punycode」という「xn--」からはじまるコードに変換して登録しています。

下の2つは日本語と日本語をPunycodeで表したものになります。

  • サーバー救急隊
  • xn--vckucxgb9741d7qgij7g

実際は、Punycodeで表されているものを、ブラウザが日本語に変換することで日本語表記になっているのです。

では、ハイリスク、ハイリターンなのはなぜなのか?理由を説明します。

日本語ドメインのリスク

1.メールアドレスが使いにくい
メールアドレスが非常に使いにくいです。「@xn--vckucxgb9741d7qgij7g」というドメインからメールがきたらどう思うでしょうか?怪しいですよね?メールアドレスとして利用する場合は、Punycodeで表現されてしまいます。

2.SEOで不利になる可能性がある
日本語ドメインはSEOで有利と言われています。

しかしながら、2012年に実施されたEMDアップデートなどで一部サイトが大きく順位変動に見舞われました。EMDアップデートは、検索キーワードに完全に一致したドメイン名のサイトで、質が低いサイトのランキングを下げることを目的として実施されました。

検索キーワードをそのまま日本語化できるため、検索順位を上げやすい一方で、あとから検索エンジンから評価を下げられるリスクがあると言えます。

日本語ドメインのリターン

1.覚えやすい。
 当然ながら英語表記よりも日本語表記のほうが覚えやすいです。覚えてもらいやすいので、ドメイン名を直接入力してもらいアクセスしてくれる可能性があがります。

2.クリック率が上がりやすい
 検索結果には日本語ドメインで表示されるので、非常に目立ちます。それによって、クリック率が上がることが期待できます。

3.検索順位が上がりやすい
 検索キーワードをそのまま日本語化できるため、検索順位が上がりやすいと言われています。この部分については、検索エンジンのアップデートのリスクと背中合わせな状況です。

サイトの目的からドメイン種別を決める。

国内向けサイトの場合はJPドメインがおすすめ。海外向けまたはコスト重視の場合は.comドメインがおすすめです。

ccTLDとgTLD

ccTLDとgTLD

ドメインには種別があります。種別は、.jpや.com、.net、.tokyo、.xyzなど、ドメインの右端の文字であらわされます。.jpや.comのことを、トップレベルドメイン(TLD)といいます。

ドメインの登録をするときには、どのトップレベルドメインにするかを選ぶ必要があります。トップレベルドメインはどのように選んだらいいでしょうか?トップレベルドメインを選ぶ基準は次のようなもので考えておけば間違いはないと思います。

  • 国内利用が目的であれば.jpドメインを利用
  • 海外を視野に入れているのであれば.comドメインを利用
  • 費用を抑えたいのであれば.comドメインを利用

それぞれについて説明していきます。

国内利用が目的であれば.jpドメインを利用

.jpは、ccTLD(country code Top Level Domain)の一種です。ccTLDは国別に割り当てられており、国内に住所がある個人、または団体だけが登録できます。JP(ジェーピー)ドメインと言ったりもします。

.jpと2文字で表されているので、シャープな印象になります。セキュリティ・テクノロジー専業の会社マカフィーの調査結果では、世界一安全な国別ドメインに選ばれているため、安心感もあるのが特徴です。

ちなみに、.co.jpというのもよく見かけると思いますが、日本で登記された会社にだけ割り当てられるドメイン名です。残念ながら個人利用はできません。

海外を視野に入れているのであれば.comドメインを利用

.comは、gTLD(generic Top Level Domain)の一種です。様々な分野ごとに割り当てられているトップレベルドメインです。

知名度を考えると、海外を視野に入れているのであれば、.comドメインが無難です。

先ほどのマカフィーの調査結果では、高リスクなWebドメインの1位となってしまっていますが、最も古くから利用されており、世界最大の登録数なので全世界で受け入れられているドメインとも言えます。

.jpドメインの価格が・・・という人は、.comドメインを取得してもいいでしょう。個人運営しているこのサイトも、「できればコストを抑えたい」ということで、.comドメインを採用しています。

まとめ

ドメイン名は次の2パターンから決めるのがおすすめです。

  • わかりやすい英語文字列の.jpドメイン(例:server-99.jp)
  • わかりやすい英語文字列の.comドメイン(例:server-99.com)

大事なドメイン名。しっかり考えてお気に入りのものを取得したいですよね。あなたのお気に入りのドメイン取得に、少しでも役立てればうれしいです。

現在利用しているドメイン管理サービス

ハマジンがドメイン取得で利用しているのは、お名前.comです。 理由は、ドメイン業界最大手であり、コンパネもそこそこ使いやすいからです。初めてドメイン取得したときに利用して、大きな不満もなく無難なので利用を継続しています。 何かあったときにアドバイスもできるかもしれませんので、是非利用してみてください。

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