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レンタルサーバーの月額費用はどうやって決まっているのか?

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レンタルサーバーの月額費用の違いは、「サポート」「制約」「ライセンス費用」から発生してきます。

レンタルサーバーは、ワンコインで利用できるものから、数千円必要になるものまで月額料金に大きく幅があります。この費用の幅は何から生まれるのでしょうか?

レンタルサーバーのコスト

レンタルサーバーの原価は次のようなものから成り立ちます。

  1. ハードウェア代(ラックや回線、電気代含む)
  2. サポート人員代
  3. ライセンス費用

これらの費用がどのように価格差に跳ね返ってくるかを以降で説明します。

レンタルサーバーのコスト差別化ポイント

ハードウェア代は割り勘理論

レンタルサーバー費用の大きな要素を占めるのが、ラックや回線、電気代を含むハードウェア費用です。

ハードウェア費用は、ユーザーがいてもいなくても発生する固定費です。逆に言えば、ユーザーが増えれば増えるほど一人当たりの単価が下がっていきます。これを勝手に割り勘理論と呼んでいます。

この固定費を何人の利用者で割り勘するか、つまり1台のサーバーを何人で共有する想定かが費用を決めるうえで重要な要素です。

たとえば、1,000円のものを50人で共有する場合は一人当たり20円が必要です。10人で共有する場合は100円が必要になります。かかる費用が同じ1,000円でも、共有する人数が違えば提供価格が変わってくるのです。

このことから、価格が安いレンタルサーバーは、1台のサーバーを大人数で共有するモデルになっているといえます。大人数で共有しているということは、一人のユーザーの影響を最小限にするため、制限が多くかかっていると考えることができます。他人の影響を受けるリスクがあるとも考えられます。

反対に、価格が高いレンタルサ-バーは、1台のサーバーを少人数で共有するモデルになっていると考えられます。そのため、制限も緩く、他人の影響を受けるリスクが比較的低いといえます。

サポート内容は人件費に直結

手厚いサポートをするためには、人件費がかかります。電話やメールサポートがある場合は、サポートの人件費が上乗せされていると考えられます。反対に、サポートはウェブのFAQだけ、という場合は最小限の人件費しかかかっていないと想像できます。

サポートの時間帯が営業時間中だけか、24時間対応可能かでも費用は大きくかわります。サポートの手厚さは費用に直結するのです。

コンパネのライセンス費用は?

PLESKなど商用のコントロールパネルを利用している場合は、ライセンス費用がかかります。自社でコンパネを開発しているような場合は、ライセンス費用は掛かりません。

それほど高くはありませんが、確実に費用アップにつながるポイントです。

まとめ

レンタルサーバーの月額費用の違いは、「サポート」「制約」「ライセンス費用」から発生することを説明しました。

基本的には、サポートが手厚く、共有人数が少なく制約事項が緩いサービスは高額になる傾向があります。

実は機能の有無というのは、それほど費用に影響はありません。ウェブサイト上からはわかりにくい要因で費用が変わっているのです。

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