「広く浅く」と「狭く深く」。どちらがいいかはそのシチュエーションによって大きくことなります。もしあなたが、一つのブログに集中したいのであれば、「狭く深く」のワードプレス専用サーバーを利用することをおすすめします。
ワードプレス専用サーバーには、エックスサーバーが提供するwpXや、GMOが提供するZ.com WordPressサーバー、WordPress最適化サーバーなどがあります。
以降では、ワードプレス専用サーバーとは何なのか?ということを説明していきます。
ワードプレス専用サーバーはレンタルサーバーの一種
ワードプレス専用サーバーは、レンタルサーバーの一つです。レンタルサーバーなので、面倒なサーバー管理は一切自分で行う必要がありません。
一般的なレンタルサーバーとの大きな違いは、ワードプレスに特化した設定がされていることです。レンタルサーバーでもワードプレスを利用することはできますが、あくまでも「使える」というだけであって、最適化されているとはいえません。
最適化されていないのは、「レンタルサーバーが悪い」というわけではなく、様々な用途で利用可能なように、汎用的に作られているためです。
その点、ワードプレス専用サーバーは、ワードプレスを利用することに特化しています。そのため、余計な機能はそぎ落とされ、細かいところに手が行き届いた最適な設定や環境となっています。その結果として、通常のレンタルサーバーよりも高速で、多くのアクセスに対応できる仕様になっています。
ワードプレス専用サーバーの主な特徴
圧倒的に早い
ワードプレスは、アクセスのたびにプログラムが動いて、動的にページを表示させています。デザインを変更しても即時反映されるのは、動的にページを表示させているおかげです。
しかし、毎回プログラムが動くので表示速度がどうしても遅くなってしまいます。ワードプレス専用サーバーでは、この表示速度の問題をキャッシュの仕組みを使って解消させています。
キャッシュを使うことで、プログラムが動的に動く頻度を抑制することができるため、表示速度を劇的に早めることができるのです。
驚くほど簡単
ワードプレスのインストールが驚くほど簡単です。ワンクリックでひょいとインストールすることができます。もしわからなければ、サポートに質問することも可能です。
もしものときに安心
ワードプレスに関連するものについて、自動でバックアップされるので、もしものときに復元が容易にできます。
普段あまり意識はしませんが、記事やカスタマイズ内容がすべて消えてしまったことを想像してみてください。とても大きなショックを受けるのではないでしょうか。
ワードプレス専用サーバーであれば、バックアップも万全なので安心です。
各社サービスの特徴
wpX ~レンタルサーバーとクラウドが選択可能~
エックスサーバーが提供するwpXでは、レンタルサーバーとクラウドの2種類の選択が可能です。
まず利用する場合は、レンタルサーバーのほうを利用するといいと思います。クラウドは、1つのワードプレスしか利用ができず、メールの機能がありません。
zcom WordPressサーバー ~カスタマイズ時に便利なステージング環境付~
GMOが提供するZ.com WordPressサーバーでは、ステージング環境の利用が可能です。
通常の記事を書くときには不要かもしれませんが、デザインをカスタマイズするときにステージング環境があると非常に便利です。公開されていないステージング環境でデザインのカスタマイズを行い、完了後にワンクリックで本番に反映できます。
使う前はわからないような、痒い所に手が届くサービスになっています。
WordPress最適化サーバー ~制限なし~
セブンアーチザン合同会社が提供する、WordPress最適化サーバーはシンプルです。
プランは年間契約の一つだけとなっており、「契約したからには本気で取り組まなければ」そんな気にさせてくれます。
また、転送量などの制限がないため、制限におびえる必要がありません。
まとめ
狭く深くのワードプレス専用サーバーでしたが、いかがでしたでしょうか?
ワードプレスでブログを作成するのであれば、特化型のレンタルサーバーを使ってみるといいと思います。
3つのサービスを紹介しましたが、一番のおすすめは、ワードプレスを使ったことがあるからこそわかる便利な機能が目白押しなZ.com WordPressサーバーです。
正直どのサービスも表示速度は圧倒的に早く、差別化要素にはなりえません。今後長いワードプレス利用を考えたときに、一番使いやすいかどうか?という判断基準で選べるといいと思います。
ワードプレス専用サーバーの利用を、是非検討してみてください。